ガキの頃
本日も、ブログをご覧いただきありがとうございます!
子供の頃、プロ野球選手の野球教室が家の近くで開催され、憧れのプロ野球選手が来て野球を教えてくれるんだぁと思って数日前からワクワクしてた。
当時、僕は小学校3年生ぐらいだったと思う
経験は、本格的な野球経験は無くて、子供達で遊ぶ草野球レベル
当日は、自分の住んでる市内だけでなく県内、多分、他県からもたくさんの子供達が集まって開催された
僕も、弟と一緒に参加した
弟は幼稚園ぐらいだったのでまだキャッチボールもまともにできなかった
本当は、もう一人近所の子と一緒に参加する予定だったけど、その子が急にどうしても参加できなくなってしまったので
仕方なく弟と二人で参加しました
憧れのプロ野球選手を目の前で見た時は「わぁ〜大きいなぁ」「凄いなぁ〜」
と感激でした
この感情は今でも思い出せる
最初からいきなり、後に国民栄誉賞を授与され、プロ野球選手のレジェンドと呼ばれスターで鉄人の異名を持つ人が野球を教えてくれるとあってカチコチです
まず、キャッチボールから僕は弟はまともにボールを取れないから弟とペアは嫌だなぁと思ってたら結局、人が足らず弟とやることになってしまいました
弟はまだ、幼稚園児だったのでボールも真っ直ぐ投げれなくて暴投ばっかりで球も取れなくてイヤな顔しながらやってたと思う
次にバッティング練習、構え方や素振りの仕方など色々説明してくれたのですが、何せ憧れのプロ野球選手が目の前なので耳に入らないカチコチに緊張してた
確か40〜50人ぐらいの子供達の中で、鉄人が指名して指名された子が前に出て来てスイングする
2〜3人前に出て素振りしたけど、みんな野球経験者だったんだろう
みんなバットスイング悪いとこ全く無くて褒められて終わり
「みんな、上手いなぁ」「じゃあ一人ぐらい悪い見本の子いないかなぁ〜」
で僕が選ばれて、みんなの前で素振り
鉄人「そんなフォーム教えたかぁ?」「教えてないぞ〜」と言われ
僕だけ、みんなの前で修正されました
顔が真っ赤になって、恥ずかしいやら悔しいやらでトボトボと自分の場所に…悲しい…
今、考えると野球経験が全くないのでこれは恥ずかしいことでも何でもないのだけど、憧れの選手にたくさんの自分と同い年ぐらいの子達(また、よりにもよってスネ夫に性格の似た同級生もいて)の前で下手クソと言われた感じがして悲しくて、悲しくて…
その時は家に帰って部屋の中で泣いたし、落ち込んだ
親にも正直に話せなかった
僕のあまりの落ち込みように、次の日学校で同級生のスネ夫からは、小声で一言だけ、「鉄人に注意されたね」と一言だけでした。気を使われたのです
それから、僕には野球の才能無いんだぁとずっと思ってました。
それだけではなく、僕は何をやってもダメなんだなぁと無気力人間になってしまいました。一瞬、何かやってみたいなぁと思ってもどうせまた、と傷つくことを恐れ何もやりませんでした。
自分で自分に暗示をかけて、理由づけしてやらなくていい理由を探してました
本当に無気力人間です。大人になるまで
今、思うと弱かったなぁと思いますし、何もしない期間がもったいないと思います
鉄人は何も悪くなく、当たり前の指導をしただけです、僕が卑屈になって変な思考で信念を作りあげた
けど、そんな経験があるから今こうやってブログにできる
もしかしたら、同じような経験をして傷ついている人もいるかも知れない
もしかしたら、家から出られない人もいるかも知れない
そんな人に見て欲しいです!
辛いことも克服できたら笑い話になります!
僕が20歳ぐらいになって土曜日の朝、テレビを見ていたら、王様のブランチって番組に野球を引退した鉄人が出ていました…珍しいなぁこんな朝早く爽やかな情報番組に出演するなんてと思っていたら要は自分の息子が役者としてVシネマでデビューするから応援してくれ、Vシネマ観てって言う宣伝です
息子と一緒にテレビに出て
そして一言「僕に似てハンサムでしょう」と鉄人
これを見ていた瞬間、僕は絶句です
「((((;゚Д゚)))))))え〜っえ〜っただの親バカじゃねーか」「俺の傷ついた少年の心返してくれよ」
国民栄誉賞を受賞し、数々の記録を持ちまさしく非の打ち所がない完璧だと思っていたスーパースターが息子可愛いさのあまり、自身が専属解説するテレビ局に出てPRする…
その時です、僕がずっと思っていた偉い人は偉大と思っていた強い信念がガタガタと崩れていったのは、
あぁ、鉄人と呼ばれる人も僕と同じ一人の人間なんだなぁって、別に悪いことしてる訳じゃないんだしコレはコレで本人が良いと思ってやってるんだからイイんだよなぁって
そこから、僕の自分を取り戻す旅が始まりました!
命燃やすぜ‼︎